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フィリピン最大級の農園と独占契約、有機JAS「モリンガ」の本格供給へ -バイオアイ-

バイオアイ(株)(大阪市西区)は、有機JAS認証を取得したフィリピン産「モリンガ」の本格供給をスタートする。

原料供給では「モリンガ葉粉末(国内殺菌200メッシュ)」を主力に、用途別に各種原料をラインアップ。OEM供給では、汎用性の高さを活かし、茶製品・青汁・打錠品から化粧品に至るまで、さまざまな商品形態・ジャンルでの供給が可能だ。

同社では、乾燥葉ベースで年間100tの生産キャパを有するフィリピン最大級のモリンガ農園(55ヘクタール:有機JAS農園として40ヘクタール)と独占契約することで、「モリンガ」の安定供給体制を構築している。栽培されたモリンガの葉は、人の手で丁寧に収穫し、目視チェック、洗浄を経て、(枝や鞘を取り除くため)人の手で選別。農場内に加工工場を併設することで、収穫日に乾燥工程を行い、原料の劣化を防ぐなど、品質管理を徹底化している。農園・加工工場では、JAS・USDA・EUの有機認証を取得しており、トレーサビリティの明確化を図るほか、土壌・水質検査から成分分析、農薬・重金属試験などの厳しい安全性管理体制を敷く。「農園の見学も可能」という。

健康産業新聞1647バイオアイb

人の手で選別、収穫日に乾燥まで行う

健康産業新聞1647号バイオアイa

年間100tの生産キャパ、見学も可能

同社が提案する「モリンガ」は、20種類の天然アミノ酸を豊富に含有する。「“緑のプロテイン”と評される天然BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)を理想的な比率で含有している」点が最大の特長だ。ギャバの含有量は100g中347mg。

同社では、美容・アンチエイジング・ダイエット・腸内環境改善をはじめ、ビタミンB群(葉酸・B1・B2・B6など)をバランスよく含むことから、妊活サプリメントへの配合提案を推し進めていく、「モリンガは、欧米ではスーパーフードとしてブレイクしている。日本市場でのスーパーフード・モリンガの普及はこれから。サプリメントからエナジーバーなどの菓子類・一般食品分野まで、多分野に向けての提案に注力していく」としている。

モリンガ(和名:ワサビの木)は、90種類以上の栄養成分を含むことから“奇跡の木”“完全植物”と称され、フィリピン庶民の食生活に欠かせない薬膳野菜として知られている。抗炎症作用、抗アレルギー作用、食後血糖値の上昇抑制など、世界レベルでさまざまな研究成果が報告されており、バイオアイ(株)では、大阪府立大学との共同研究を実施済み。

本記事は「健康産業新聞 1647号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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