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三菱商事ライフサイエンスグループ3社の会社統合

三菱商事ライフサイエンス(株)(東京都千代田区)は、連結子会社であるMCフードスペシャリティーズ、三菱商事フードテック、及び興人ライフサイエンスの3社を、2019年4月1日をもって統合することに決定した。連結子会社3社は、三菱商事フードテックを存続会社とした新会社『三菱商事ライフサイエンス株式会社』に統合する。また、現在の三菱商事ライフサイエンスは、同日付で『三菱商事ライフサイエンスホールディングス株式会社』に社名を変更し、統合新会社のホールディングカンパニーとなる。

統合新会社『三菱商事ライフサイエンス』は売上高1,000億円を超え、食品素材関連業界において世界でも有数の企業となる。技術を活かした食と健康への貢献を理念として掲げ、グループ3 社の強みを掛けあわせる事により高い総合力を持つ事業推進体制を構築し、国際競争力あるグローバルなライフサイエンス事業体を目指す。

MCフードスペシャリティーズは、武田薬品工業の食品事業、キリンビールの機能性食品事業、協和発酵工業の食品事業、メルシャンの加工用酒類事業を母体とする食品素材・添加物総合メーカー。各種調味料をはじめ、甘味料、品質改良剤、酵母関連素材、製菓・製パン資材、調理・製菓用酒類等の製造、販売、輸出入を手がけている。

一方、三菱商事フードテックは、糖アルコールメーカーの東和化成工業、添加物製造・販売のヨシオカ・フードテックを祖とするMCフードテック、カラギーナンなど増粘剤を製造する中央フーズマテリアルが合併した食品素材・添加物メーカー。興人ライフサイエンスは、興人の発酵事業を分社化して誕生した酵母関連素材(酵母エキス、健康食品素材など)を中心に展開する企業である。

新会社となる三菱商事ライフサイエンスは、うま味調味料、酵母エキス、アミノ酸系調味料、エキス系調味料、醸造調味料・加工用酒類、糖アルコール、製菓・製パン資材、増粘多糖類、機能性素材など、多方面で幅広い商品群を有する巨大会社となる。

本記事は「健康産業新聞 1648号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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