森川健康堂(株)(東京都渋谷区)は、同社の生ローヤルゼリー原料で国際的アンチ・ドーピング認証プログラム「インフォームド・チョイス」を取得した。認証は7月10日付。ローヤルゼリーでの同認証取得は世界初という。
これを受けて先月末から、同認証取得のローヤルゼリー原料を「スポーツローヤルゼリー」として供給。新市場の開拓を目指す。「ローヤルゼリー市場全体を盛り上げたい」と話している。
「インフォームド・チョイス」は、英国LGC社が運営する世界的なアンチ・ドーピング認証プログラム。サプリメントはもちろんのこと、健康食品の「原料」も認証の対象としている。
長年にわたり蜂産品原料を扱ってきた森川健康堂では、スポーツニュートリション市場への提案を進める際、選手が意図しない“うっかりドーピング”の防止も重要であることに着目。天然物であるローヤルゼリーについて、安心・安全の指標として、同認証を取得した。アスリートのみならず、一般消費者に対し「ローヤルゼリーは安全な原料」というアピールが可能になるとしている。
新たに立ち上げたブランド「スポーツローヤルゼリー」で商標も取得。スポーツに特化したローヤルゼリー原料として、一般のスポーツ愛好家を含めたアスリート向け商材への配合を提案していく。
10月3~ 5日開催の食品開発展に出展し、プレゼンテーションセミナーを行うなどPRする。
本記事は「健康産業新聞 1649号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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