帝人(株)(東京本社:東京都千代田区9)は、チコリから抽出したイヌリン原料「イヌリア」の取り扱いを始める。
同原料はオランダの食品素材メーカー「センサス社」が開発したもので、取り扱いにあたり、日本におけるイヌリンの独占販売契約を締結した。今年度は「イヌリア」の用途開発や顧客開拓に加え、エビデンス取得に向けた臨床試験を進める予定。2019年度より本格的な原料販売を展開していくとしている。
同社は、2016年秋に上市したスーパー大麦「バーリーマックス」で機能性食品市場に参入。第3 の食物繊維といわれる難消化性でんぷん“レジスタントスターチ”やβ-グルカンを多く含んでいるのが特徴。今回上市した「イヌリア」を含め、腸内細菌バランスの改善をテーマに原料の拡販を狙っていく。
本記事は「健康産業新聞 1647号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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