「スーパービタミンE」、国内外の研究に拍車
ビタミンEの一種で、その抗酸化力から「スーパービタミンE」の別名を持つトコトリエノール。米国を中心に研究が進み、通常のトコフェロール系ビタミンEに比べて、40~60倍の抗酸化力に研究者の注目が集まる。昨年よりNIH(米国国立健康研究所)が研究支援を行い、認知症や神経疾患などに対するヒト臨床研究を開始。国内でも研究熱が高まり、日本トコトリエノール研究会を中心に研究が進む。コレステロールの低下作用、がん細胞の増殖抑制効果、心臓疾患予防、抗メタボなどの効果が期待され、最近では内外併用型の美容素材としての訴求も開始された新たなビタミンE、トコトリエノール。最近の動向をレポートする。