「健食キノコ」再浮上へ
新素材・新知見データ続々登場
アガリクス騒動から約4年、以来厳しい風が吹き荒れていたキノコ健康食品市場だが、「ポスト・アガリクス」として台頭してきたヤマブシタケやハナビラタケ、樟芝、ハタケシメジ、茶樹キノコ、タモギダケ―― などの動きがいい。最近では新潟県で発見された「バシディオマイセテス-X」といった新種のキノコも登場。それぞれのキノコ素材はすでに一般食品で展開されているものや、これまでの「キノコ=免疫訴求」といった概念から脱却した新しい機能性を持つものが多い。今回は「ヤマブシタケ」、「ハタケシメジ」、「樟芝」、「バシディオマイセテス-X」を取り上げ、その特性や市況をリポートする。