クロレラ、国内流通量550t超を堅持
再浮上のキーワードは“機能性クロレラ”“野菜代替素材”
クロレラの2008年累計の輸入量は700t台をキープする見通し。国内流通量は550~600t(本紙集計)、機能性素材としてトップクラスの流通量を誇るものの、商品の多様化、店舗ルートの不振などを背景に、市場は停滞気味であるのは事実。そのため、台湾・韓国・日本の培養メーカーでは、新知見の解明や高付加価値クロレラの研究を積極的に推進し、免疫向上、血中脂質改善、認知症予防、リラックス効果など、続々と新知見を解明。従来の「緑黄色野菜の代替サプリメント」としての市場に加え、新知見によるマーケット拡大を狙っている。紫外線予防や美白・アンチエイジング効果も見出されており、化粧品原料としても有望だ。