スーパーフードの王様として話題を集めるスピルリナ。テレビや雑誌などメディアへの露出が増え、スーパーフードとしての知名度も一気に上昇している。麺類、菓子類などの一般食品やジュースバーへの採用のほか、近年では高級ホテルや大手レストランでの採用も増加。スピルリナ市場の裾野が急速に広がりをみせている。
タブレットから一般食品まで、若年層に開拓進む
植物性タンパク質や糖質、脂肪酸、ビタミンをはじめ、日常生活で不足しがちなカルシウム、リン、マグネシウム、鉄など豊富な栄養素を含有するスピルリナ。「野菜不足」「ダイエット時の栄養補給」を訴求ポイントに市場を拡大してきた。
近年はメディアでの露出増加、スーパーフードブームをきっかけに知名度も格段に向上している。今年に入ってからも、スピルリナを愛用する女性タレントがテレビでその魅力を語ったり、SNSでの口コミ拡散もあり、注目度は高まるばかりだ。
関連企業への聞き取りでは、「テレビや雑誌で様々な切り口で紹介され、消費者にとってより身近な存在となった。これまでは50代以上の購入層に支持されていたが、今では30代まで購入層が広がっている。従来のタブレット品などの健康食品の枠にとらわれず、一般食品への採用が拡大したことが大きい」と話す。スピルリナ配合品は様々あるが……
スピルリナ配合のメニュー開発など新たな需要創出へ
“天然のマルチ栄養素材”としての再評価が進み、有名ラーメン店やタイ料理店でもスピルリナ配合メニューが提供されるなど、外食産業への導入が進んでいる。麺類、穀類、製菓など、食品素材の採用は多岐にわたる。
近年では、高級ホテルや大手レストラン、百貨店にてスピルリナ配合メニューが提供……
スムージー・青汁中心に引き合い増 海外向けの提案も
スピルリナのサプライヤー各社では様々な提案を行っている……
ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1651号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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