青汁市場、640億円(5%増)と躍進
有機JAS原料の需要急増、「安全・品質」重視へ
青汁市場は昨年、前年比5%増の640億円(小売ベース)と再び成長路線に乗った。大手の青汁メーカーは前年と同水準で推移したものの、新規参入や新商品・リニューアル品の上市が増加。昨秋以降から有機JAS原料の引き合いも活発化し、消費者の安心・安全志向に対応した有機JAS青汁の投入が相次いだ。青汁の約8割が通販や宅配など無店舗ルートで流通する中、手軽に購入できる販路として、量販店やDgSなど店販ルートでの販売拡大も進んだ。今年も、健康維持・増進やメタボ・美容対策の大型商材として成長が期待されるが、各社のシェア争いは一層激しくなるとみられる。