金秀バイオ(株)(沖縄県糸満市)は今月10日、沖縄県糸満市のサザンビーチホテル&リゾート沖縄で設立30周年記念祝賀会を開いた。北海道から九州のほか、米国、香港、台湾など国内外合わせて約300人が参加した。
冒頭、代表取締役社長の宮城幹夫氏が壇上。1988年に、沖縄の基幹作物であるサトウキビの副産物・バガスの総合利用を目的にベンチャー企業として設立した沖縄発酵化学、1991年に金秀グループに、その後、2006年に金秀バイオに社名を変更してから今日までの歴史を振り返り、「ここにいる皆様、また多くの得意先様によって支えられた30年だった」と述べた。同時に、「金秀グループの呉屋秀信創業者、並びに呉屋守将会長には心から御礼申し上げます」と感謝の意を表した。同氏は、「私達はこれからも沖縄の素材を活用し、人々の健康と長寿に貢献し、健康産業の一躍を担えるよう私をはじめ、社員一丸となり頑張っていく所存でございます」と力強く語った。
このほか、国立大学法人・琉球大学副学長の屋宏典氏や、国立研究開発法人・産業技術総合研究所機能化学研究部門部門長の北本大氏が駆けつけ祝辞を述べた。また、同社は来年cGMPの新工場の建設を予定していることを発表した。交通面、人員確保、県の施策等を総合判断し、新工場は現在の工場用地に増設する。現工場は抽出、培養とし、新工場は充填、分包など二次加工が中心になるという。
本記事は「健康産業新聞 1652号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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