「食経験の基準はない」
(財)日本健康・栄養食品協会は17日、「『健康食品』の安全性第三者認証に関するワークショップ」を都内で開き、認証制度の全体像を公表した。
約250人の業界関係者が参加し、関心の高さをうかがわせた。
企業が行う安全性自主点検の具体的な手順が初めて公開されたが、自主点検の評価基準や認証費用などの核心部分は不透明なまま。参加者からも踏み込んだ質疑はほとんどなく、制度内容が理解されていない状況を印象づけた。
日健栄協は6月までに認証業務の開始に踏み切る予定だが、業界からは性急な取り組みを危ぶむ声も出ている。