省令での禁止、違憲の可能性も
「97％が規制に反対」（パブコメ）

先月23日、舛添要一厚生労働大臣直轄の下、インターネットなどによるOTC医薬品販売のあり方などを再検討する「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」の初会合が開かれ、規制反対派の楽天の三木谷浩史会長兼社長らは「省令で国民の権利を大幅に制限するのは、委任の範囲を超えて違憲の可能性もある」との見解を示した。検討会終了後、日本オンラインドラッグ協会（JODA）は記者説明会で、違憲の可能性について言及。「第１回目の検討会は大変不本意な内容。パブリックコメントに寄せられた97％の反対意見と、ネット利用者の切実な声が反映されていない」と、“消費者不在の議論”に不満を表明した。