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【特集】注目の人参素材 -多岐にわたる原料出揃い、ターゲット層の拡大続く

~高麗人参、アメリカンジンセン、田七人参など~

養強壮や疲労回復などをはじめとする豊富な機能性や、漢方用途での使用実績などから抜群の認知度を得てきた人参素材。市場には高麗人参を筆頭に、田七人参、アメリカ人参など様々な人参素材が流通している。従来のターゲット層である中高年層に加え、エナジー系ドリンクでの採用が増えたことにより、若年層での需要も増加。アンチエイジング、血流改善、美容などの機能性報告を背景に女性層の開拓も進んでいる。

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老若男女問わず提案進む 「発酵」「熟成」「膨化」などで差別化

滋養強壮・疲労回復対応の代表素材として、豊富な食経験とエビデンスを持つ高麗人参。市場では、強壮や疲労回復に加え、女性向けアンチエイジング、血流改善を介した温活サポート、若年層向け学習能力向上など、幅広い提案が行われている。従来のターゲット層からの安定的な需要に加え、近年ではエナジー系ドリンクをはじめとする清涼飲料水や、炊き込みご飯など一般食品での新たな採用も進んで、高麗人参の市場規模は250億円を突破した。

高麗人参では主に、高麗人参の根部分と果実・蕾部分が健康食品に用いられている。寿物産では高麗人参の実からサポニンを抽出・エキス粉末化した『果実エキス末(サポニン含有率70%以上)』と、人参の根・葉からサポニンを抽出した『サポニン(サポニン含有量80%以上)』の提案を進めている。

また、高麗人参は加工法により「水参」「白参」「紅参」「黒参」に分類される。「水参」は収穫後、加工していない状態のもの。「白参」は主に4 ~ 5 年根の水参を原材料に、表皮を剥ぐか、そのまま乾燥させたもの。「紅参」は、一般的に6年根の水参を厳選して皮を剥がない状態で蒸したもの。「黒参」は、蒸し・乾燥工程を9回繰り返したもの。韓国では紅参が多く流通しており、日本では白参の需要の方が多いと言われてきたが、近年は……

エビデンス構築活発 田七人参・三七人参

ウコギ科ニンジン属の田七人参は、標高1,200~1,800mのごく一部の過酷な環境下でしか栽培できない、希少価値の高い原料。中国では金にも代えがたいという意味で「金不換」とも称されている。植えてから収穫されるまでに3~7年かかることから、別名……

女性層・高齢者層に根付い人気 アメリカ人参・西洋人参

ウコギ科トチバニンジン属のアメリカ人参は、アメリカ北東部からカナダ南部の森林地帯に分布する人参。サポニン成分……

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1653号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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