飲料中心に用途拡大で活路
品質規格が市場に浸透、再構築へ
飲料酢から火がつき、カプセルタイプのサプリメントの伸長で健康食品の一大カテゴリーに成長した健康酢市場。
ここ数年は紅酢、老陳醋、果実酢といった新素材の登場などでアイテムが広がる一方、新規参入企業の増加による競争激化や低価格品の乱売などの影響で市場は飽和状態となり、一部企業の市場撤退による淘汰が進んだ。
そうした中、各社では飲料のほか原料供給や他素材との複合サプリでの処方提案、海外での販売ルート開拓―など、新たなマーケット拡大に力を入れている。成熟と淘汰の中、市場再構築に向け動き出した健康酢市場を検証する。