アサイー筆頭に〝スーパーフルーツ〞が急成長
多店舗化が市場底上げに

世界不況に怯むことなく、米国健食市場が堅調だ―― 。先頃、米国健食市場視察団が帰国しその報告書がまとまった。3月に開催された自然・健康食品の総合展示会「ナチュラル・プロダクツ・エキスポウエスト」では、1,900社以上が出展、5万3,000人の来場者で賑わった。特に今年はアサイーを筆頭に“スーパーフルーツ”素材が急拡大。CoQ10を髣髴させる盛り上がりを見せている。このほか、オーガニック商品や、不況を逆手にとったストレス・ヘアケア対応など、多数の新製品が出品され、米国の健康ニーズの高さを再認識させられる展示会となった。店舗の状況についても販売チャネルの約半分を占める自然食・専門店における業態の広がりや、カウンセリング重視の店舗が根付くなか、ベビーブーマー世代を中心にサプリメント需要が増えている。2008年の米国健食市場は6％増の成長とみられ、不況下で躍進する姿が浮かび上がった。