漢方理論の活用、健康食品に新たな可能性
複雑、多彩な原料の組み合わせ
漢方が身近な存在として定着してきた。
古くから葛根湯や養命酒、複数の原料を配合した健康茶などが愛用されているが、近年は自然派志向や東洋ブームなどを背景に、漢方ブティックや漢方コスメ、漢方スクールなども登場。
訴求内容に応じて様々な原料を組み合わせる漢方理論が、女性層を中心に人気を集めている。
健康食品でも、高齢者人口の増加、セルフメディケーションの高まりなどの観点から、医食同源や未病といった漢方理論を食品開発に応用する動きがある。