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【特集】スポーツニュートリション -年率2ケタで成長するスポーツ栄養市場-

スポーツニュートリション市場は2015年以降、年率2ケタ成長を継続。スポーツ分野で用いられるプロテインパウダーとアミノ酸関連商品の市場規模は600億円を超え、アスリートの利用だけでなく、一般を含むスポーツ人口の増加にともなって拡大している。高齢者の入会が目立つフィットネスクラブは過去最高の市場規模となった。従来のサプリメント形状に加え、スパウト型パウチのゼリー飲料が定番化。プロテイン入りの焼き菓子も品数を増やしている。さらに筋トレに励む女性のプロテイン利用も増えた。2019年のラグビーW杯、2020年の東京五輪・パラリンピックを目前に盛り上がるスポーツニュートリション市場を追った。

健康産業新聞1656スポーツニュートリション01

フィットネス需要増、高齢者がけん引

8月に発表された「2018レジャー白書」によると、17年の余暇市場は69兆9,310億円で前年比0.2%増。スポーツ部門は前年比1.2%増の4兆760億円になった。ランニング、アウトドア、卓球、自転車関連、ウエア、シューズが堅調で、スポーツ用品市場は6年連続で増加した。

スポーツサービス市場ではフィットネスクラブが2.9%増の4,610億円と過去最高を更新。会員数の伸びが著しく全体の利用率も高まる傾向に。既存店は比較的順調推移したことに加え、カーブスジャパンや、エニタイムフィットネスなどの小規模FCチェーンが成長。24時間セルフサービス型ジムの出店も過去最多を記録した。

スポーツ関連種目の参加率についてはウォーキングがトップで約3,000万人(総合9位)。体操(器具を使わないもの)が2 位の約2,200万人(総合18位)、ジョギング・マラソンの2,000万人(総合20位)、トレーニングの1,420万人(総合31位)が続いた。わが国のスポーツ人口は……

EC台頭により価格競争も ゼリー、クッキーなど形状は多様に

国内のスポーツニュートリション市場は年率2ケタで成長。現在、スポーツプロテイン(パウダー)は300億円を超え、アミノ酸も260億円、その他のスパウトパウチタイプのゼリー飲料やプロテインバーなどを加えると1,000億円に達するとも考えられる。ここ数年で「価格競争」「形状・剤型の広がり」「ネット通販の台頭」など市場環境は変化。「価格競争」に関しては……

五輪前に揺れるAD認証

近年、わが国スポーツ界でもサプリメントによる“うっかりドーピング”が大きな問題となっている。食品やサプリメントのアンチドーピング認証は必要性を増すばかりだ。東京五輪・パラリンピック開催を前に急ピッチで法制化が進められ、10月1日から「スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律」(アンチドーピング法)が施行。刑事罰の導入は見送られたものの、法律の実効性について注目が集まる。こうした中、サプリメントの……

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1656号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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