米国NCI(国立がん研究所)が補完代替医療研究レポート発表
日米で、西洋医学を補完あるいは代替する可能性のある医療の研究が進んでいる。米
国国立がん研究所(NCI)のOffice of Cancer Complementary and Alternative Medicine(OCCAM、癌補完代替医療オフィス)はこのほど、2007年度の補完代替医療研究総括レポートを公表した。
研究領域は、予防領域・がん進行抑制・患者QOLの向上―― など多岐にわたり、緑茶成分と前立腺がん、セレンと消化器がん、魚油とすい臓がん、緑茶と脳腫瘍、リコピンと前立腺がん、レスベラトロール&ウコンと急性白血病…などが注目研究として取り上げられた。
一方、日本では(独)四国がんセンターの医師らを中心にがんの補完代替医療(CAM)の臨床試験による科学的検証が終了。年内にも研究成果が公表される見通しだ。