スーパーフルーツ日本上陸、一大カテゴリー形成へ
先月開催された、米国『ナチュラル・プロダクツ・エキスポウエスト2009』では、アサイーなど多くの「スーパーフルーツ」商材が出展された。「スーパーフルーツ」は、今や米国市場の中心因子に成長している。
この急成長の背景には、「オーガニック」、「ホールフーズ」、「抗酸化」といった切り口に注目する消費トレンドがある。この動きは日本国内にも飛び火。国内で展開されるフルーツ素材の、良イメージ、安全性、抗酸化作用等の機能性データが見直され、飲料やサプリメントとして市場が徐々に拡大している。
米国スーパーフルーツブームを後押しした抗酸化指標「ORAC」、日本で開発中の「AOU」など、確度の高い抗酸化力測定法の開発も進んでおり、「抗酸化力が今後、消費者が商品を判断する材料になっていく可能性がある」(元(独)国立栄養研理事長・渡邊昌氏)との声も出てきている。