血圧トクホ250億円、研究成果も数多く
メタボ健診、保健指導の本格実施で商機も
医療費増大につながる疾病として、一次予防の重要性が叫ばれている高血圧性疾患。厚生労働省の調査によると、予備軍を含めた高血圧患者は5,490万人に上り、高血圧性疾患の医療費は2兆円を超る。メタボ健診で洗い出された高血圧予備群などへの本格的な保健指導が始まりつつある中、具体的な成果が重視される保健指導では、実効性のある支援策としてトクホや健康食品の活用が注目されている。トクホでは血圧関連が250億円市場を形成。死亡原因の3割を占める心血管疾患の発症につながる高血圧の対策は、国の重要施策として浮上している。本特集では、高血圧をサポートする素材の中から、近年注目されている素材に焦点を当てた。