㈱リフレ(埼玉県上尾市、048-774-4011)は、機能性表示食品『ブルーベリー&ルテイン』を通販ルートで展開している。機能性関与成分は、ビルベリー由来アントシアニンとルテインで、「ビルベリー由来アントシアニンには眼の疲労感を改善する機能、ルテインには網膜の黄斑色素を増やすことで目の黄斑部の健康を守る機能が報告されています」と表示。「独自性のある商品開発などを強化していきたい」と語る代表取締役社長の勝田徹氏に話を聞いた。
―開発の経緯は?
商品の機能性や安全性の担保を強化すべく、機能性表示食品制度がスタートする1 年ほど前から既に『ブルーベリー&ルテイン』(A90)の開発に着手してきました。エビデンス収集については、原料メーカーの協力も得ながら進めました。学術的アプローチや品質に関する考え方については、受託先とも十分に情報共有しながら取り組み、同制度スタートの初年度には販売を開始することができました。
―売れ行きは?
主に50代以上の層に支持され、好調に売上を伸ばしています。当社では現在、機能性表示食品が9 品目受理されています。通販における新規獲得という面で言えば、届出表示の内容によってレスポンスが大きく左右される傾向にあります。また、新規購入者とリピーターによっても販売動向に大きな違いがみられます。本商品は既存商品を機能性表示食品にリニューアルしたものですが、定期継続率は高まっています。これについては、定期購入者にとって“安心度が増す”ことが要因と分析しています。
―今後の戦略については?
5 年目を迎えた同制度は、かなり変化しているように思います。しかしながら、エビデンスの追求や機能性を表示しての販売は、これからのサプリメント市場の潮流であることに変わりはないでしょう。いわゆる健康食品として曖昧に位置づけられた食品は今後、淘汰される傾向にあると思います。当社では今後も機能性表示食品に取り組んでいくとともに、独自性のある商品開発や競合優位のための研究に注力していきます。また、既存の受理品の定期的なスクリーニング、再評価にも重点を置き、組織的な管理を強化していきたいと考えています。
本記事は「健康産業新聞 1664号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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