品質・製造で差別化/販路広がり認知度アップ
ドリンク以外の製品多様化へ
奇跡のフルーツ」といわれる南洋果実のノニ。ドリンクを主体にMLM、通販で裾野を広げ、日本に上陸して10年を超えた現在、DgSや自然食品専門店、大手小売店でも並ぶようになった。参入企業が相次ぎ競争が激化。粗悪品の乱売などで一時低迷期もあったが、淘汰が進んだここ2~3年は独自の搾汁・発酵法や、多素材を配合したドリンクの開発、果実粉末を錠剤・カプセル化したサプリメントでの販売、有機JASやISO、GMPに対応した製造など、製品の多様化や差別化が解明となっている。また十分解明されていないノニの機能性についても研究が進んでおり、基礎試験などで様々な有効性データが発表されている。健康素材として年々認知度が高まるノニ市場を追った。