09年上半期、3割が経営良好
企業間の業況二極化、さらに拍車
昨秋の米国サブプライムローン問題に端を発した世界的な経済不況を背景に、化粧品市場への影響が懸念されたが、本紙編集部が今回行った化粧品受託メーカー150社(回答65社)への取材・調査では09年上半期の経営状況について「良かった」との回答は、前年同期より1ポイント減にとどまり33%。3割の受託メーカーは好調を維持した。また、08年度の業績が前年比2ケタ増を達成した受託メーカーは26%、40~50%増と大幅伸長したところも5%あった。一方、「悪かった」との回答は前年より5ポイント増の
17%、業績が前年を下回った受託メーカーも6ポイント増の21%。ここ数年来の業況の二極化に拍車が掛かっている傾向が見られる。09年上半期の化粧品受託市場の動向をレポートする。