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東洋新薬、佐賀県鳥栖市に「インテリジェンスパーク第1 工場」竣工 延べ床面積2万2,000m2の6階建て

 ㈱東洋新薬(本社:福岡市博多区/広報室:東京都千代田区、03-3238-0054)は6 月6 日、佐賀県鳥栖市にてインテリジェンスパーク第1 工場の竣工式を執り行った。会場には、施工を請け負った奥村組をはじめ取引先や関係者、メディアなど約110人が集い、鳥栖市長・橋本康志氏も駆け付け祝辞を述べた。同社代表取締役社長・服部利光氏は、「鳥栖市との進出協定を締結して以降、社員一丸となって世界一の研究開発力と売上・利益を持つ企業になろうという目標の下、当地をインテリジェンスパークと命名しました。新工場は延べ床面積が2万2,000m2、初期投資額は土地代を合わせると100億円にも届いています。この度、関係者の皆様のおかげで立派な工場をお披露目することができました。

 平成最後に起工式の神事を行い、令和元年に竣工式の神事を再び行えたことは大変喜ばしいことです。これからは令和にふさわしいインテリジェンスパークに内容を整えていかなくてはならないと考えております。社員一同、皆様のご期待に添うようにより一層、奮闘努力して、第2 、第3のインテリジェンスパークが、ここ鳥栖の土地にできるように励んでいきたいと思います」と挨拶を述べた。新工場は敷地面積7 万5,000m2のインテリジェンスパーク内にあり、延べ床面積2 万2,000m2の耐震性に優れた鉄筋コンクリート6 階建て。中3 階より上層部がオフィス、下層部が工場となっている。

 中3 階は原料の受入から秤量工程を行うフロア。従業員更衣室と作業場を往来する際には専用カードで入出が厳重に管理され、カメラでトレースできる体制も完備し、フードディフェンスを徹底。3 階は製剤の製造工程を行うフロア。1工程で数百kg加工できる大型の流動層造粒、粒の大きさを整える篩過機、様々な形状の錠剤を製造可能な打錠機、さらに錠剤の外観を検査するための検品機を設置した複数の個室、最新の給袋充填機をそれぞれ完備している。2 階は充填包装工程を行うフロア。8 連スティック充填機をはじめ、異物混入や数量、重量検査などを行う各種検査機器類、自動印字機、箱詰めのためのカートナーなどを完備。また将来的にAGV(無人自動搬出)の導入を考え、バックスペースを広めに設けている。原料検査は1 階、分析は4 階の専門エリアで行うとのこと。工場全体で作業エリアは全てクリーンルームで衛生環的な環境を実現している。なお新工場の本格稼働は6 月17日を予定。

本記事は「健康産業新聞 1667号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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