豊富な知見背景に各種カロテノイド堅調に推移
市場牽引役にアスタキサンチン
新規原料提案も活発

　カロテノイド市場は、アイケア素材としてルテインの商品化が進展しているが、最近は大手企業によるアスタキサンチン配合の新製品上市が相次ぎ、これをけん引役に市場が活発化してきている。
　昨年には“β－カロテンが不足すると胃がん発生のリスクが高まる”とする、厚生労働科学研究班の報告が注目された。
　このほか、リコピンも副素材としての採用が活発化、さらにゼアキサンチンやクロセチン、フコキサンチン、β－クリプトキサンチンなどといった新たなカロテノイド素材の提案も活発化し、今後の市場動向が注目される。