大腸サポートに関連する企業による共同啓発事業体「大腸活コンソーシアム」が24日、設立記者発表を開催。参画企業は、武田コンシューマーヘルスケア㈱、帝人㈱、東亜薬品工業㈱、森永乳業㈱の4社。
事務局長の山田まさる氏は、設立趣旨について、「腸内細菌のメタゲノム解析が可能になったことで、2010年以降、世界的に腸内フローラに関する論文が飛躍的に増加しており、その結果、大腸の腸内フローラが、消化器系領域だけでなく、神経、循環器、代謝、免疫機構など全身の健康と密接に関わる“健康長寿の要”であることが明らかになってきている」と強調。「業界を超えた各社連携による情報発信で、“おなかの調子を整える”から、腸内フローラが最も多く存在する“大腸ケア”に焦点を絞った啓発事業を推進し、国民の健康増進に貢献することを目指す」と挨拶した。
武田コンシューマーヘルスケアは東亜薬品工業と提携し、4月に糖化菌、乳酸菌、酪酸菌の3種を配合した整腸剤「ビオスリー」を上市。「酪酸菌の産生する酪酸は、大腸の主要なエネルギー源。腸を整えるだけでなく強くする酪酸菌の良さを、今後、各種セミナーや大腸ケアに関する勉強会開催などで発信していく」(ブランドマネジメント部マネージャー・陣野重也氏)とした。
一方、森永乳業は24日、自社のビフィズス菌BB536と、帝人の水溶性食物繊維であるイヌリン配合の新商品「ビヒダス シンバイオティクス プロテインヨーグルト」(個食タイプ、ドリンクタイプ、各100g)を上市。今後、順次商品パッケージに「大腸の健康サポート」「大腸活」を訴求していくとした。
本記事は「健康産業新聞 1667号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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