健食業界に危機、問われる団結力
消費者庁は今月中に、トクホを含む健康食品の表示を議論する検討会を立ち上げる。来年3月までに論点整理し、消費者委員会に報告する。健食業界の将来を決定づける検討作業になるのは確実。消費者委員会の消費者団体代表委員は“健食たたき”の姿勢を強めている。一方、健食業界の動きは鈍く、エコナ問題の発生後も消費者庁に意見交換を申し入れた形跡さえない。大きな危機を迎えているが、各団体は機能不全の状態に陥っている。業界は団結して巻き返せるか。消費者庁発足からわずか2ヵ月で、早くも正念場を迎えそうだ。