改善に「健食」等の利用、男女とも1割に
厚生労働省は9日、「平成20年(2008年)国民健康・栄養調査結果」の概要を発表した。調査結果によると、男性のメタボリックシンドローム該当者は25.3%、「予備群」は21.9%となり、前回調査(2007年調査結果)に比べわずかに改善した。だが年次推移はほぼ横ばいで、医療費削減・メタボ撲滅をねらった特定健診(メタボ健診)スタート後も状況に目立った変化は見られなかった。特定健診の実施率が低迷しているなかで、調査結果では民間主体の食事や運動の改善傾向も見られた。だが肥満者の割合などに大きな影響が見られなかった。野菜摂取量等についてもこの数年横ばいで、来年度に最終年を迎える「健康日本21」の目標値に対しても大きな隔たりがあることもわかった。