景気後退で苦戦も、健食が健闘
健食事業、継続的成長分野の柱に
各社の中間決算の報告が相次いでいる。景気後退に加え、雇用情勢の悪化や個人消費の低迷などが続き、厳しい環境下の事業活動となった。一方で、「健康・安全・簡便」をキーワードに健康食品関連事業の好調が全体業績の落ち込みをカバーしたところも少なくない。また、数年前より開始した新事業が軌道に乗り、順調に利益を確保しているところも。引き続き、継続的成長分野として大きな期待が寄せられるものの、景気回復の兆しがまだはっきりと見えず、消費者の生活防衛による低価格志向は長引くとみる見方が強い。こうしたなか、海外に活路を見出し、積極展開する動きもある。