厚労省・北島氏らがアガリクス問題で講演
厚生労働省新開発食品保健対策室長の北島智子氏は先月22日、東京ビッグサイトで開かれた健康博覧会2006の「アガリクス問題緊急セミナー」で講演し、一連のアガリクス問題について、発がん促進因子として疑われているアガリチンにターゲットを絞った調査研究を進め、今月中に今後の見通しを示したいとした。また同セミナーでは、昭和薬科大学病態科学教室教授の田代眞一氏が、生薬研究の視点からアガリクスの毒性問題について解説。「健康食品や漢方薬などの使用中断は、リスクとベネフィットを勘案し、適正に判断されなければならない」とした。厚労省は先月20日、食品安全委員会に食品健康影響評価を依頼した3製品のうち、2製品について、事実上の安全宣言を出したが、売上減や商談中止などの被害はアガリクス市場全体に及んでおり、早急の原因究明とともに、風評被害を防ぐ対策も急務となっている。
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アガリクス2製品に事実上の安全宣言
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