抗糖尿の代表格
青汁形態中心に市場は拡大基調
α-グルコシダーゼ活性阻害作用が明らかにされたことで、蚕の餌から一転、抗糖尿素材の代表格に成長した桑の葉。糖質吸収疎外という分かり易い訴求点、豊富なバックデータと体感、青汁・茶・粒などの多様な形態での展開と一般食品にも応用がきく味、“顔の見える原料”の好イメージの定着に加え、ダイエット対応の提案が奏功し中高年だけでなく、若年層・女性層も広く取り込んで着実に市場を拡大している。特定検診制度のスタートや、歯止めのかからない糖尿病患者及び予備群の増加状況の報道もこれを後押ししている状況だ。更に、神奈川、島根の成功例に続けと、福島、京都、長野、滋賀、岩手など、各地で産学官・農商連携の共同研究が進められており、地域経済活性化の有力素材としても期待を集めている。