Ca・Mg・Fe、慢性的な摂取不足に

ミネラル摂取不足が深刻化―― 。カルシウムは各世代で欠乏状態にあり、歯止めが掛からない。マグネシウムや鉄も慢性的な摂取不足が続く。こうしたなか、サプリメントだけでなく、飲料、スポーツフーズ、一般食品など、ミネラル強化の動きが広がっている。市場では合成、天然由来の各種ミネラル原料の特性を生かした提案が活発化。高齢化に伴い、病院食や介護食などへの利用も進む。また昨年、特別用途食品の制度改正により、総合栄養食品（濃厚流動食）が病者用食品に位置づけられたこともあり、この
分野の需要の拡大に期待も高まっている。