市場認知度拡大、市場規模300億円
南国で多く自生し、数多くの薬理作用を持つことにより、伝統医療として使われてきたモリンダ・シトリフォリア(以下モリンダ. C)。ドリンクタイプを中心にネットワークビジネスや通販などの無店舗ルートで裾野を広げ、現在では小売ベースで300億円近いマーケットに成長した。モリンダ. C市場では、原料の有機認低や他の果実を含ませて飲みやすさを追求したドリンクをはじめ、粉末化したモリンダ. C原料にグルコサミンやマカなど健食素材を配合したサプリメント、葉を使ったお茶、シャンプーや石けんなど、多様な商品開発が進んでいる。その一方、競争激化により、粗悪品の流通も問題視されており、原料の品質規格基
準化など、市場の健全化を求める声も高まっている。