農林水産省は5 月27日、「農林水産研究イノベーション戦略2020」を策定したと発表、スマート農業や環境分野のほか、腸内細菌叢および代謝物の機能解明や、「おいしくて健康に良い食」の科学的解明などを盛り込んだ。
3 月に策定された「食料・農業・農村基本計画」に基づき、農林水産分野に世界トップレベルのイノベーションを創出することを念頭に置いた“挑戦的な戦略”と位置付ける。関係府省と協力し、政府全体で強力に推進し、目指す姿の早期実現に取り組む。
重点分野として掲げたのは、「スマート農業」「環境」「バイオ」の3 分野。「バイオ」政策に関する現状として、世界では機能性食品市場が拡大、腸内細菌叢と食品の関係についての研究が活発化していることを指摘した。韓国やタイ、台湾などで、食品の機能性表示の取り組みが進行中であるとしている。
日本でも機能性食品市場が拡大、個人の体質・健康状態に応じて食事を提案する民間企業のサービスが開始されていることに触れた。機能性表示食品に関しては・・・
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