米国アメリカンボタニカルカウンシル(ABC)は先月10日、全米ハーブサプリメント売上高が2009年推計値で50億ドル(前年比5%増)に達したとを発表した。
アロエベラやフラックスシードオイル、スーパーフルーツ素材の人気が市場を牽引。自然・健康食品専門店チャネルでのハーブサプリメント売上トップ10では、トップにアロエベラがランキングした。
2位以降はフラックスシードオイル、小麦草・大麦若葉(wheat grass and barley grass)、アサイー、ウコンが続く。 なかでもアサイーは、前年比133%増と特に売上を大きく伸ばした注目素材だ。米国では近年、抗酸化作用が強いフルーツ「スーパーフルーツ」が一大ブームになっており、代表格として認知されているアサイーの大躍進となった。
一方、一般食品店舗ルートでの素材ランキングでは、売上トップにクランベリー、2位以降は大豆、のこぎりヤシ、ガーリック、エキナセアがエントリーしている。
2009 米国ハーブサプリメント売り上げ 一般食品店舗ルート
順位 | ハーブ名 | 売上高(1,000US$) | 前年比(%) |
1 | クランベリー | 31,314 | 23.28 |
2 | 大豆 | 19,648 | -12.35 |
3 | のこぎりヤシ | 18,813 | 7.09 |
4 | ガーリック | 17,908 | -7.66 |
5 | エキナセア | 16,231 | 6.94 |
6 | イチョウ葉 | 16,012 | -8.10 |
7 | オオアザミ | 11,163 | 19.72 |
8 | セントジョンズウォート | 8,758 | 5.9 |
9 | 朝鮮人参 | 8,292 | 1.65 |
10 | ブラックコホシュ | 8,124 | -0.29 |