中期多臓器発がん性試験で発がん促進作用が認められたキリンウェルフーズ㈱のアガリクス製品について、2段階発がん性試験を再度実施する公算が高くなった。今月19日に開かれた食品安全委員会の第1回専門家会合で、試験データの再現性が議論の焦点となり、再度試験を行うべきとの意見が複数の専門委員から出されたため。試験を実施した国立医薬品食品衛生研究所(以下、衛生研究所)の菅野純氏は「多臓器発がん性試験では(結果が)きれいに出ている」と述べ、追加試験を実施しても同様の結果になるとの見方を示している。一方、アガリチンが原因物質かどうかの検討結果は今回報告されなかった。次回会合で報告される見通しだ。
行政・業界ニュース
アガリクス安全問題で議論紛糾 再び2段階発がん性試験実施へ
行政・業界ニュース
- アジア最大の美容展「COSMOPROF/COSMOPACK」がスタート
- クロレラ・機能性植物研究会 クロレラで新知見 樹状細胞への作用メカニズムなど発表
- タイでビタフーズ展、「コラーゲン」トレンドに 40ヵ国・地域から600社出展 日本企業数は過去最多
- 23年の消費者向けEC市場、「物販」14.6兆円に拡大 経産省
- 23年度・東京都消費生活相談 健康食品の定期購入相談、18%増
- 22年「国民健康・栄養調査」 低栄養傾向の高齢者、男性12.9% 女性22%
- 消費者庁、機能性表示食品の安全確保で新規予算 厚労省、健康被害への対応強化
- 届出ガイドライン→「届出マニュアル」に
- 「機能性表示食品」制度改正 サプリ形状のGMP要件化、届出後の自己評価等
- 機能性表示改正、パブコメに107件 「GMP」「120日ルール」等で意見相次ぐ 消費者庁