日本胎盤臨床研究会は先月23日、第7回目となる「日本胎盤臨床研究会」を都内で開催した。
今回はメルスモン製薬創業60周年を記念した内容で構成し、同研究会理事長で吉田クリニック院長の吉田健太郎氏はメルスモン注射薬の歴史や効果的な使い方などを説明しながら、「創傷や骨折、若年層難聴などプラセンタは万能薬に近い」と有効性を解説した。また、同社が埼玉県行田市に建設した新工場の紹介なども紹介された。
プラセンタ療法の新たな応用分野としては、今回初めて歯科医療における事例が紹介された。熊倉歯科院長の熊倉正和氏は、歯周病や虫歯、歯肉の再生などの過程においてプラセンタ投与を投与している。「外科的治療が増加している歯科治療において、プラセンタが有用に働いているようだ」とし、効果的に作用している事例を数多く紹介した。そのほか、腰部脊柱管狭搾症、耳鼻科領域、更年期障害、さらには韓国での事例など、プラセンタ療法の最新知見について幅広く紹介。医師を中心に約130人が参加した。