受託製造会社約200社を対象に行った本紙調査で、今年上半期の売上増減率は、「59％が売上増、20％が前年実績を確保した」ことがわかった。

　昨年上半期調査から、売上増が17ポイント増加しており、低調な需要が底を打ち、回復軌道に乗ったことが伺える。

　なお、前年割れ企業は21％にとどまった。好調な企業の要因を見ると、「海外市場開拓」「異業種参入企業の取り込み」「販促から物流までのサポート」「（医師・大学の委託研究による）ＥＢＳ開発」「自治体との提携」「独自素材による顧客開拓」など、「加工＋α」のキーワードが見える。市場環境・トレンドを捉えた事業展開による企業間格差も。