通販・海外向けに活路
2010年上半期の化粧品受託メーカー150社(回答42社)への取材・調査を実施したところ、経営状況について「良かった」と回答した企業は、前年同期より10ポイント増の43%。
反対に「悪かった」との回答は前年より3ポイント減の14%で、前年より業況が回復していることが分かった。
ここ数年は業況の二極化が進み、企業間の競争激化や原料費高騰などで、中小事業者では業態転換を余儀なくされたところや、倒産や廃業など、後退ムードが覆っていた。
しかし徹底した社内インフラの整備をはじめ、好調な通販市場へ企画提案を持ちこむ取り組み、そしてアジアを中心とした海外向け製品での受注開拓などで、回復につながったとの声が多く聞かれた。