脳機能改善など相次ぐ新知見
独特なフレーバーも好イメージに
前年比50%増の企業も登場するなど、活況が続くブルーベリー市場。「ブルーベリー=眼にいい」との認知はますます広がり、「幅広い層から安定したニーズに支えられている」という。約10年前の眼精疲労に対するヒト臨床試験を皮切りに、現在でも多くの試験が継続して行われており、「エビデンスデータ」の豊富さと、ジャム等一般食品としても流通することによる「好イメージ」の「両輪」を併せ持つことから、各販売チャネルで好調を維持している。ブルーベリー関連の原料供給、主要末端メーカーの状況、さらに食系・薬系両店舗ルート、急伸する通販ルートの市場動向を加味し、05年のブルーベリー市場は400億円規模目前(末端ベース)と推定できる。さらなる市場拡大には「トクホ取得」を挙げる声もある。関与成分「アントシアニジン」の特定が困難なことから、業界内には「現行トクホ制度の規制緩和」を望む声も高い。