高齢化、VDT(画面表示端末)作業人口の増加、スマートフォンの普及――など現代日本には、視力低下につながる要因が溢れている。さらにコロナ禍のテレワークや巣ごもり生活で、パソコンやテレビゲームを使用する機会が増加。老若男女問わずアイケアへの需要が高まっている。アイケアサプリは代表格のビルベリーに加えて、マリーゴールドや藻類、カシス、マキベリー、アワビなどの利用が拡大。ルテインやゼアキサンチンを筆頭に、β-カロテン、アントシアニン等を関与成分とした機能性表示食品は267 品に達する。また眼精疲労をトリガーとする肩こりや不眠などの悩みも増えており、「肩腰の負担軽減」や「睡眠質の改善」等をアイケアと共に訴求するケースも少なくない。
肩こり、不眠、頭痛など 眼精疲労からくる悩みが増加
高齢化が深刻化な現代日本では、視力低下や老眼に悩む人が増えている。またスマホ所持率は、国民の9 割強に達し、若年層が老眼に似た症状を発症する「スマホ老眼」も増えている。
こうした中、アイケアサプリへの需要が高まっている。
TPCマーケティングリサーチの調査によると、2019年度のアイケアサプリの市場規模は355億円(メーカー出荷金額ベース)。過去5 年間、右肩上がりで推移しており、サプリ全体の4.5%を占めている。
さらに昨今のコロナ禍でテレワークや巣ごもり生活が主流となり、国民の視力低下はさらに深刻化。SNSやインターネット上では、「リモート老眼」「眼精疲労」に関する記事が溢れており、アイケア市場のさらなる拡大が予想される。
医薬品製造のツムラが1 月8 日に発表した20~40代の男女1,800人を対象とした身体の不調に関する調査結果では、コロナ禍以降に感じた身体の不調症状として「目の疲れ」(63.7%)がトップ。眼精疲労をトリガーとする「肩こり」(59.6%)や「頭痛」(49.3%)、「不眠・寝つきの悪さ」(39.8%)等の回答も多く、早急なアイケアが求められている。
アイケア素材の代表格といえば…
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