本当に必要な人材を再検討
厚労省ガイドライン、見直しの可能性
食品のリスク問題が度々取り沙汰されるなか、科学的見地から問題を分析し、正確な情報を消費者に提供できる人材が求められている。
こうした人材を育てる資格・検定制度は現在20団体以上あり、“レベルが高い”とされる資格以外にも、社会のニーズに応じたさまざまな人材育成団体がある。
だが、今年4月にはNR廃止議論が起こったほか、各資格の認知度が上がっていないことを問題視する声もある。
今社会が求める本当に必要な人材とは何か、再検討する気運が高まっている。
現在、健康食品等に関する知識を勉強できる資格や検定を20団体以上が実施している。
これらの多くは、厚生労働省が2002年に出したガイドライン(基本的考え方、食発第0221002号)を受けて発足した。