㈱メタボリック( 東京都新宿区) は、機能性表示食品『メタプラス ウエスト』(届出番号:E266)を上市した。ドラッグストアを中心に多数のダイエットサポート食品を展開する中、これまでの販売ノウハウを生かして製品化。同社初の機能性表示食品となる。商品開発室の林氏に新商品の特長や販売戦略について話を聞いた。
新商品の特長は ――
当社では、『キトサン・アフターダイエット』をはじめ、ダイエットサポート商品を多数取り揃えています。
既存商品を活用した機能性表示食品の開発を検討していましたが、表示したいヘルスクレームなどを踏まえ、新商品として開発に着手。2019年秋にサプリメント『メタプラス ウエスト』(250mg×30粒)が受理されました。
機能性関与成分はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン。表示内容は「日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されています」。また、脂肪をエネルギーに変えるために必要な栄養素である健康成分・L-カルニチンを加えました。
特にこだわった点は、商品名とヘルスクレームをわかりやすく伝えることです。
販売チャネルが通販であればシンプルなパッケージデザインでも良いのですが、店販チャネルでは、消費者が売り場で商品を見た時に、「どういう商品で、何をしてくれるか」を瞬時にわかってもらえないとなかなか手に取って貰えません。
ダイエットサポート食品の場合、自身の体重増減を感じるシグナルとして、ウエストサイズやお腹周りの変化が挙げられます。商品名には「ウエスト」の文字を入れ、パッケージには、「おなかの脂肪を減らす」と大きく記載しました。
また、ブラックジンジャーを関与成分とした機能性表示食品が増えている中、買い求めやすい値ごろ感ある価格(1,058円)に設定しました。
今後の販売戦略は ――
3 月10日から全国のドラッグストアで販売を開始しました。大手ドラッグストアチェーンでの採用も決まり、順調な滑り出しです。
ドラッグストアのPOSデータ(ダイエットサポート食品部門)をみると、ダイエット訴求の機能性表示食品が販売数上位を占めます。
当社でも現在、ダイエット訴求の新たな機能性表示食品の開発を進めています。また、違うカテゴリーの機能性表示食品の開発も行っており、消費者が求めるニーズに合わせて機能性表示食品の拡充を図っていきます。
さらに、日本のダイエットサポート商品は中国でも人気が高いので、越境EC専用の機能性表示食品も展開していく計画です。
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