日々のプレスリリースに目を通していると、「S D G s」というワードを見る機会が大幅に増えたと感じる。
付属情報としてS D G s対応について言及するものも多い。E S G(環境、社会、ガバナンス)もよく見るようになった。
健康食品企業によるS D G s対応を目にすることも増え、目標3「すべての人に健康と福祉を」だけでなく、目標8「働きがいも 経済成長も」、目標12「つくる責任 つかう責任」ほか、ゴールに向けた多面的な取り組みが進められている。
インフォーマグループでも、持続可能性のための優先事項を策定している。S D G sは全世界的な目標であり、その対応は加速していきそうだ。
S D G sは、ミレニアル世代やZ世代と呼ばれる若い人の関心が高いと言われている。
電通が4 月26日に発表した10~70代1,400人を対象としたS D G sに関する調査では、S D G sの認知率は54.2%で、20年1月の調査からほぼ倍増した。認知率が最も高いのは男女とも10代で、7割を超えている。
コロナ禍によってS D G sへの関心が高まったのは32.4%だった。まさに意識変容が起きている。
経済産業省が4月26日に発表した、産学官による初の「化粧品産業ビジョン」では、短期(10年後)および中長期(30年後)を視野に入れた将来像が示された。具体的取り組みとして「産学官によるビジネス環境の整備」等に加えて、「S D G sへの積極的な貢献」が盛り込まれている。
ビジョンでは、企業や商品選択において、S D G sに対する取り組みやギルトフリーが「より重視される」と分析。「製造から使用・廃棄までライフサイクルの各段階において、気候変動やゴミ問題等への具体的な対応が急務」としている。健康食品にも通じるビジョンであろう。
米国では…
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