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スーパーフードとしてウコンの魅力を広げていきたい(特集「ウコン」特別インタビュー)

累計販売本数14億本超と、ウコン飲料市場をけん引するビッグブランド『ウコンの力』シリーズ。新型コロナウイルスの感染拡大により主要販路となるCVSでの売上減少を強いられる中、常備・持ち運びに便利な顆粒タイプをより飲みやすくリニューアルするなど、コロナ禍での新たな展開を図っている。緊急事態宣言の解除に伴う飲酒機会の増加を背景に、『ウコンの力』への需要も戻りつつあるなど回復の兆しが出てきているという。シェアトップを走り続けるハウスウェルネスフーズ長谷川政史氏に聞いた。

――新型コロナウイルスの影響は

昨年4月からはじまった緊急事態宣言により、飲食店での飲酒機会が激減したことで『ウコンの力』シリーズについては需要が落ち込み、これまでよく売れていた繁華街エリアの店舗では来店客数の減少もあり、大きな打撃となった。

ただ、緊急事態宣言が解除されると持ち直しの傾向がみられはじめ、今年も9月下旬からは需要が戻りつつあると感じている。特にCVSチャネルについては緊急事態宣言解除に伴い飲食店に行く前の購入が増えておりある程度の売上回復が見込めると踏んでいる。

量販店についても販売は回復してきており、外食シーンだけでなく、家で飲むためのまとめ買いニーズが増えていると分析している。これから年末にかけては例年売上が上がる時期でもあるので、回復に向けた販促などを展開していきたい。

――商品のリニューアルについて

新商品については、2019年に発売したウコンエキスドリンク『ウコンの力 超MAX』の粒タイプを今年3月に発売した。

『ウコンの力 超MAX』は、“シリーズ史上MAX成分を配合”と謳う高付加価値品。秋ウコン、紫ウコン、春ウコンの3種のウコンエキスに加え、甘草エキス、ドクダミエキス、肝臓エキスを配合。1本当たり秋ウコン由来の健康成分であるビサクロンについて、シリーズ最多量の600μgを含有している。

従来シリーズ品を超えるウコン成分を凝縮しているのが特長で、飲酒機会が日常的にあるヘビーユーザーに好評な商品となっている。

今回の粒タイプは、1回分と7回分の2種類を用意。高価格帯商品である『ウコンの力 超MAX』をトライアルしやすい手ごろな価格で利用してもらいたいとの思いで開発した。今後の需要の回復に合わせ、サンプリングの実施も積極的に行っていきたい。

一方、『ウコンの力 顆粒』も今年9月にフレッシュアップを実施した。顆粒の製法を変更することで、従来品よりも口どけが良くなった。そのまま水なしでも摂取できるほか、水やお湯に溶かしても飲めるようになっている水以外にも色々なものに溶かせるので、ウコンの新しい飲み方を提案していきたい。

『ウコンの力』のメインユーザーは年々、上の年代が増えており、若者から「自分たち向けの商品ではない」と思われてしまいがち。当社としてはもっと若年層に利用して頂き、ウコンにもっと親しみを持ってもらいたいと考えている。今年よりテレビCMに俳優の渡邊圭祐さんを起用し、新キャラクター「ライオンネコくん」を登場させたのは、若年層を意識した取り組みのひとつ。

――ウコンの魅力を広く発信するには

現在当社で展開しているウコン製品は、『ウコンの力』シリーズの他に、クルクミンとビサクロンを機能性関与成分とし“健康な人の肝機能酵素(γ-GTP、AST、ALT)値の改善に役立つ”を表示する機能性表示食品『クルビサ』、秋ウコンエキスを機能性関与成分とし“肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する”を表示する機能性表示食品『ゴールデンヴェール』などがある。『ウコンの力』は良くも悪くもイメージが定着しているため、他のウコンの魅力を発信しづらいのが事実。そのため…

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