南米原産の機能性素材に脚光――。抜群の認知を誇るマカは、活力、エナジー向けに加え、女性サポート向け製品への利用が拡大。蓄積したエビデンスデータをもとに、原料サプライヤーによる新たな提案が実り、“女性を応援する天然ハーブ”としての認知が進む。南米発の多彩なスーパーフード素材は、サプリメント、飲料、スムージー、菓子類のほか、外食産業などにも広がり、身近な存在になっている。天然ビタミンCを豊富に含むカムカムは、コロナ禍で再注目マキベリーは、アイケアで機能性表示食品が受理されており、今後の活躍が期待される。このほか、プロテイン人気が続く中、チアシード、サチャインチ、タルウィなどを活用したプロテイン原料も注目を集めている。

メジャー素材の活力系マカ　コロナ禍でも実力発揮

「天然由来」「希少性」「ストーリー性」といった南米原産の持つイメージの良さに加え、安全性・有効性に関するエビデンスデータの蓄積が進み、南米原産の機能性素材は、健食、食品業界で広く利用されるようになった。

また、2014年頃から起きた国内のスーパーフードブームを契機に、アサイー、チアシードなどがメディアに紹介され、注目度が一気に上昇。様々な“南米発”のスーパーフード素材が知れわたり、認知向上につながった。

南米地域には、マカ、キャッツクロー、ゼラニウムディエルシアナム、アサイー、アセロラ、カムカム、マキベリー、ゴールデンベリー、キヌア、チアシード、マテ茶、パフィア、サチャインチ、ガラナ、ムイラプアマ、パロアッスル、紫イペ、ピタヤ、アグアヘ、紫トウモロコシ、タルウィ ―― など、個性豊かな機能性素材が多数ある。

代表格のハーブ・マカは、活力系素材として抜群の認知度を誇る。ここ数年は、女性のホルモンバランス調整作用、更年期症状の改善、美容効果、睡眠障害の改善作用など、原料メーカーによる機能性研究が進展。女性サポート素材としての利用が広がっている。

マカ原料は、マカ粉末、エキス末をはじめ、有機マカ、発酵黒マカ、マカペースト、黒マカなどが流通。TOWA CORPORATION、ラティーナ、サンシントレーディング、光健、皇漢薬品研究所などが取り扱っており…

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