プロテイン粉末の末端商品は値上げが相次ぐが、乳タンパクの原料メーカーへの取材では「中国の需要が拡大したことから、世界的に需給バランスがひっ迫したことが、価格高騰の主な要因となっている」との声が聞かれた。
米国、中国、ニュージーランドといった原産国に限らず高騰しており「来年以降も当面は高値の傾向が続きそうだ」という。
原乳からは概ね2:8の比率でホエイタンパクとカゼインタンパクが得られることから、より多く得られるカゼインは値上がり影響が少なくなっている。
カゼインを活用した商品開発を検討するメーカーもあるが、ホエイと吸収特性が異なり胃酸で凝固した後、緩やかに吸収されることから、運動直後の筋形成期に即効性を求める利用者への訴求にはハードルとなっている。
続きは本紙で、定期購読のお申し込みはこちらから(オンラインでの閲覧も可能です!)
■「受託製造企業ガイドブック2017年版」 好評販売中■
2012年版を全面改定し、「機能性表示食品への対応」を追加。各社の概要、特色、業況、連絡先がこの一冊に。健康食品・化粧品の製造、各種試験・分析依頼、原料調達などに、ぜひ本書をご活用ください。⇒詳しくはこちら