水素商材市場、3 年連続の増加で200 億円台に回復――。本紙が今回2021 年通期の水素商材の市場動向について調査した結果、市場規模は、メーカー出荷金額ベースで約208 億円(前年比5.6%増)となったことが分かった。昨年同様、水素ガス吸入器や水素発生剤の売れ行きが伸びたこと、さらに今年は、家庭用の水素水生成器やレンタルサーバーの伸びが市場回復に貢献した。増収企業も昨年調査より2 割増の5 割となった。一方、新型コロナの影響で海外展開は鈍化した。2022 年上期の経営見通しについては、過半数が「良くなる」と回答しているものの、4 割が先行き不透明感を抱いている。ただコロナ感染者が激減する中、政府は11 月、外国人のビジネス等での受け入れを再開すると発表。アフターコロナに向けた動きが着々と進む中、海外往来の解禁も見込まれる2022 年の水素商材市場の飛躍にも注目される。
3年連続の市場回復、昨対5.6%増の208億円に
本紙では今回、水素商材の主要メーカーへの訪問取材および取り扱いメーカーへのアンケート調査を実施。48社から回答を得た。
主要企業の売上高の合算および増減率をもとにした2021年通期の水素商材の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、推計208億3,200万円(前年比5.6%増)となり、3 年連続で市場は回復したことがわかった。
ここに日本トリムやパナソニックなどが電解水素水整水器として販売する「アルカリイオン整水器」を加えると、400億円前後と推計される。2021年通期の経営状況については…
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