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内製化率50%に、ファンケル美健三島工場公開

ファンケル(横浜市中区)は11月25日、同社グループ最大規模となる旗艦工場「ファンケル美健 三島工場」をメディアに公開した。同工場は静岡県三島市に所在、延床面積は30,715m2 を誇るサプリメント専用工場。約80億円を投資し今年4 月より稼働を開始した。

錠剤生産能力1.3倍にハードカプセルは1日180万粒製造

三島新工場の稼働により、ファンケルが保有する国内のサプリメント工場は、長野工場、千葉工場、横浜工場と合わせて4拠点となった。なかでも三島工場は、ファンケル最大のサプリメント旗艦工場と位置付ける。

設備面では、錠剤、ハードカプセルの製造設備と包装設備を有し、バルク品は16品目を生産。完成品では『大人のカロリミット』や『内脂サポート』などの主力品を含む30品目を製造する。錠剤品の生産能力は従来の1.3倍、アルミ袋充填能力は1.4倍と生産能力を大幅に向上させている。

ハードカプセル充填機については、1日最大180万粒の製造が可能で、『内脂サポート』の完全内製化を実現。ファンケル美健の取締役生産本部長で三島工場長の酒井隆氏によると「ファンケル美健で製造可能な打錠品とハードカプセルにおける完全内製化率は約50%、包装工程など一部工程を含めると約80%に及ぶ」という。

今年8月からはキリングループのサプリメントの製造も開始しており、今期中に9品目の製造を移管し、今後14品目を受託製造する予定。キリングループの製品を製造することで「協業シナジーを創出したい」としており、グループ製品の内製化を進めることで急激な需要の変動にも対応したい考えだ。

最新鋭設備を導入 機器メーカーとも共同開発

大型工場となる三島工場では、最新鋭の設備を積極的に導入。省人化推進を目的に、夜間自動運転が可能な打錠機や、無人運転が可能なフォークリフトが採用されている。また…

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