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エキス、青汁、茶類など採用拡大、機能性表示食品も登場(特集:クマ笹)

コロナ禍で健康維持や免疫に関心が高まる中、クマ笹の存在感が増している。コアユーザーの多いエキスを中心に、青汁、茶類、飼料、工業材料など幅広い分野に採用が広がっている。昨年は、新たに便臭改善のヘルスクレームが受理された機能性表示食品も登場している。

多用途で採用進むクマ笹

「便臭改善」の新ヘルスクレームもクマ笹は、北海道を中心に、青森、新潟、長野などで自生するイネ科の単子葉類ササの一種。葉緑素や多糖体などの含有量が高いことで知られ、免疫賦活、殺菌、抗ストレスなど広範にわたる薬理作用が報告されている。

健康食品では、高齢者層を中心にクマ笹エキスの愛用者が多く、コロナ禍では、ライトユーザー向けに支持されるクマ笹茶とともに人気がある。

原料市場では、大手通販が青汁の差別化に採用し、堅調に推移。青汁だけでなく、野菜飲料の差別化への採用も進んでいる。

昨年は、クマ笹初の機能性表示食品も登場。「整腸」関連(便通改善、腸の健康に役立つなど)に次いで、このほど新たに「便臭改善」のヘルスクレームも受理された。

このほか、健康維持とコストカットを両立できる飼料として新たに採用するケースも。海外展開では、コロナ禍で抗菌用途の工業材料向け試験の開始や、SDGs対応の“ジャパンハーブ”として提案を強化する動きもあり、新たな顧客層へと裾野を広げている。

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